2011年11月02日
タンポの種類
銃剣道で使う、木銃という用具の
先っちょについているタンポのお話です。
少々マニアックなのですが、
ワタクシの知っているもので
この5種類があります。
現在、公式戦含め、正式に許可された規格は
④と⑤です。
①は最も古く、
ボロなどを革で包んだものです。
これのついた旧式の木銃は骨董品なので
床の間や鴨居に飾って眺めます。
②は先だけ黒色で、
旧式の木銃に合うように
内部が広く浅く造られています。
白の部分はゴムの中に
布の繊維が入っています。
③と④は色違いです。
おそらく、世の中には④が最も普及しています。
内部は新式に合うように狭く深い造りです。
ゴムの内部は布の繊維で、
②に比べると
繊維の割合が多く、
使い込んで磨り減ってくると繊維が出てきます。
②~④は
繊維、左右のゴム、先端のゴムの
4パーツからできています。
現在新しくタンポを購入すると⑤が多いです。
分解したことが無いのでわかりませんが、
100%生ゴムでできていると思います。
内部の造りは③、④と同じですが
繊維が入っていないので、
旧式に取り付ける際の
肉抜きをすることができます。
筒の部分の肉が厚いために
一見大きく感じますが、
先端の半球の大きさは③、④とほぼ同じで
判定がわかりやすいのに、使用感が変わらない
優れものです。
ゴム製の中では左右2つのパーツを組み合わせただけの
シンプルなつくりです。
先っちょについているタンポのお話です。
少々マニアックなのですが、
ワタクシの知っているもので
この5種類があります。
現在、公式戦含め、正式に許可された規格は
④と⑤です。
①は最も古く、
ボロなどを革で包んだものです。
これのついた旧式の木銃は骨董品なので
床の間や鴨居に飾って眺めます。
②は先だけ黒色で、
旧式の木銃に合うように
内部が広く浅く造られています。
白の部分はゴムの中に
布の繊維が入っています。
③と④は色違いです。
おそらく、世の中には④が最も普及しています。
内部は新式に合うように狭く深い造りです。
ゴムの内部は布の繊維で、
②に比べると
繊維の割合が多く、
使い込んで磨り減ってくると繊維が出てきます。
②~④は
繊維、左右のゴム、先端のゴムの
4パーツからできています。
現在新しくタンポを購入すると⑤が多いです。
分解したことが無いのでわかりませんが、
100%生ゴムでできていると思います。
内部の造りは③、④と同じですが
繊維が入っていないので、
旧式に取り付ける際の
肉抜きをすることができます。
筒の部分の肉が厚いために
一見大きく感じますが、
先端の半球の大きさは③、④とほぼ同じで
判定がわかりやすいのに、使用感が変わらない
優れものです。
ゴム製の中では左右2つのパーツを組み合わせただけの
シンプルなつくりです。
この記事へのコメント
1は戦前の古式
2は指導員クラス
3は師範、道場長
4と5は普通の市販品
2は指導員クラス
3は師範、道場長
4と5は普通の市販品
投稿者: タンポ at 2014年01月30日 13:24
タンポさん、コメントありがとうございます^^
タンポの色が識別になっているお話は初めて伺いましたので、とても興味があります。
なにか資料、または情報元をご存知でしたらぜひ、教えて頂きたいです。
私の調べでは、
1は戦後少なくとも昭和30年代までは稽古、試合共に使用されていたこと。(おそらくゴム製のタンポが開発普及するまで)
3は、4が出るまで、つまり色が白に統一されるまで2のついた木銃以外すべてについていたもので、当時のスタンダードです。
我が家には未だ新品の白黒、黒タンポがありますが、使い道がほぼありません。
現在、白タンポ以外は個人在庫以外に入手できないと思います。
2はゴム製の中でも形が違っていて、糸を通す穴の位置が違うので
旧式にしかはまりませんが、指導員がこれをしているというお話は夢があります。
3を今でもつけている木銃は、大方古いものでしょうから、それを使っているのが師範だったり道場長だというのはよく分かります。
うちでは、公式戦に出ないような幼児の木銃に、この3を利用しています。
もしかすると道場によって、識別的なぞれぞれのローカルルールがあるのかもしれませんね。
タンポの色が識別になっているお話は初めて伺いましたので、とても興味があります。
なにか資料、または情報元をご存知でしたらぜひ、教えて頂きたいです。
私の調べでは、
1は戦後少なくとも昭和30年代までは稽古、試合共に使用されていたこと。(おそらくゴム製のタンポが開発普及するまで)
3は、4が出るまで、つまり色が白に統一されるまで2のついた木銃以外すべてについていたもので、当時のスタンダードです。
我が家には未だ新品の白黒、黒タンポがありますが、使い道がほぼありません。
現在、白タンポ以外は個人在庫以外に入手できないと思います。
2はゴム製の中でも形が違っていて、糸を通す穴の位置が違うので
旧式にしかはまりませんが、指導員がこれをしているというお話は夢があります。
3を今でもつけている木銃は、大方古いものでしょうから、それを使っているのが師範だったり道場長だというのはよく分かります。
うちでは、公式戦に出ないような幼児の木銃に、この3を利用しています。
もしかすると道場によって、識別的なぞれぞれのローカルルールがあるのかもしれませんね。
投稿者: 掛川銃剣道連盟 at 2014年01月30日 14:13
タンポの色にも意味があったのですかー
自⚫️隊の官品の木銃は黒白混ざりあって倉庫に並んでました 自分は木銃だけ私物買いました 今も記念に玄関に置いてます たまに突いてます
自⚫️隊の官品の木銃は黒白混ざりあって倉庫に並んでました 自分は木銃だけ私物買いました 今も記念に玄関に置いてます たまに突いてます
投稿者: 通りすがり at 2016年02月14日 13:42
通りすがりさん、コメントありがとうございます♪
タンポには時代によって種類がありますが、意味合いがあるかどうかは分かりません。
部隊や道場によって、独自の意味合いを持たせていた可能性は充分あると思います。
昔は白黒か、黒でしたね~。
中でも白黒は黒より歴史が古いので、もしかしたら旧式の、どっしりした木銃か、短木だったかもしれません。
今でも当時の師匠のすり減った白黒タンポの短木が目に浮かびます。
タンポには時代によって種類がありますが、意味合いがあるかどうかは分かりません。
部隊や道場によって、独自の意味合いを持たせていた可能性は充分あると思います。
昔は白黒か、黒でしたね~。
中でも白黒は黒より歴史が古いので、もしかしたら旧式の、どっしりした木銃か、短木だったかもしれません。
今でも当時の師匠のすり減った白黒タンポの短木が目に浮かびます。
投稿者: 掛川銃剣道連盟 at 2016年02月14日 14:23